ビーフィーターとタンカレーの違い|ボンベイ・ゴードンと比較

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最終更新 2026-09-30

目次
  1. 早見表
  2. 度数は容量と国で違う
  3. ボタニカルの数と中身
  4. 造り方の違い
  5. 創業と蒸溜所、所有企業
  6. 買うときに見るところ
  7. 出典

ビーフィーター、タンカレー、ボンベイ・サファイア、ゴードンの違いは、度数、ボタニカルの数、造り方、蒸溜所と所有企業にあります。日本で扱われている製品の度数はビーフィーター40%と47%、ボンベイ・サファイア47%、ゴードン37.5%と43%、タンカレーはディアジオのThe Barの表示で47.3%で、公式が示すボタニカルはビーフィーター9種、タンカレー4種、ボンベイ・サファイア10種です(ゴードンは数を公表していません)。

早見表

銘柄日本流通品の度数(容量)ボタニカル蒸溜所の所在地所有企業日本の輸入元
ビーフィーター40%(700ml)、47%(750ml)9種ロンドンのケニントンペルノ・リカールサントリー
タンカレー47.3%(750ml)4種スコットランド、ファイフのキャメロンブリッジ蒸溜所ディアジオディアジオ ジャパン
ボンベイ・サファイア47%(1L、750ml、200ml、50ml)10種イングランド、ハンプシャー州のラバーストークミルバカルディバカルディ ジャパン
ゴードン37.5%(700ml)、43%(750ml)数は非公表スコットランド、ファイフのキャメロンブリッジ蒸溜所ディアジオディアジオ ジャパン

タンカレーの度数はディアジオのThe Barの表示(70cl)、タンカレーの容量とゴードンの度数・容量は業界誌WANDS(2021年4月28日)の記事によります。

4銘柄とも「ロンドン・ドライ・ジン」として売られています。この区分はEU規則2019/787が製法で定めるもので産地の条件はなく、タンカレーとゴードンはスコットランドで造られています(要件はロンドン・ドライ・ジンとはを参照)。

度数は容量と国で違う

ビーフィーターは、サントリーが40%の700ml瓶と47%の750ml瓶を販売しています。ゴードンは、ディアジオ ジャパンが輸入販売を始めた2021年5月1日時点の取扱品として、業界誌WANDSが37.5%(700ml)、43%(750ml)、40%(200ml)を挙げています。同じ記事はタンカレー ロンドン ドライジンを750mlとしており、度数はディアジオのThe Barの70clの表示で47.3%です。ボンベイ・サファイアは、バカルディ ジャパンの製品が全容量とも47%です。

国が変わると度数も変わります。ボンベイ・サファイアは英国の公式オンラインショップの70clが40%です。ゴードンは英国のThe Barで70clが37.5%です。

ボタニカルの数と中身

  • ビーフィーター(9種):ジュニパーベリー、レモンピール、セビルオレンジピール、コリアンダー、アーモンド、オリス、リコリス、アンジェリカルート、アンジェリカシード
  • タンカレー(4種):ジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカルート、リコリス
  • ボンベイ・サファイア(10種):ジュニパー、レモンピール、コリアンダーシード、オリス、アンジェリカルート、アーモンド、カシア樹皮、甘草(リコリス)、クベバ、ギニアショウガ
  • ゴードン:ディアジオは配合を秘密としており、数を示していません。名前を挙げているのはジュニパー、コリアンダー、アンジェリカ、リコリスです。

4銘柄すべてで公式が名前を挙げているのは、ジュニパー、コリアンダー、アンジェリカ、リコリスの4つです。タンカレーはこの4種だけで、ビーフィーターにはレモンピールとセビルオレンジピール、ボンベイ・サファイアにはカシア樹皮、クベバ、ギニアショウガなどが加わります。各植物はジンのボタニカル図鑑で解説しています。

造り方の違い

  • ビーフィーター:9種のボタニカルを約24時間スピリッツに浸してから蒸溜すると、サントリーとペルノ・リカールが説明しています。
  • ボンベイ・サファイア:日本の公式サイトは、一般的なジンがスピリッツの中で直接ボタニカルの香りを抽出するのに対し、ボンベイは穴のあいた銅製のバスケットにボタニカルを入れ、スピリッツの上に吊り下げて造ると説明しています。この製法の名前はヴェイパー・インフュージョンで、バカルディは1830年代初めにDakin家が考案した方法としています。
  • タンカレー:ディアジオ ジャパンは4回蒸溜で造ると説明しています。
  • ゴードン:ディアジオは3回蒸溜で造ると説明しています。

蒸溜回数は、各社の説明による数字です。

創業と蒸溜所、所有企業

ペルノ・リカールは、ビーフィーターを今もジェームズ・バローの1863年のレシピどおりに、ロンドン中心部で造っていると説明しています。サントリーは、現在の蒸溜所はロンドンのケニントンにあると説明しています。

ディアジオによると、タンカレーは1830年にチャールズ・タンカレーがロンドンのブルームズベリーに開いた蒸溜所が始まりで、ゴードンは1769年にアレクサンダー・ゴードンが造り始めたジンです。ディアジオは2022年の記事で、スコットランドのファイフにあるキャメロンブリッジ蒸溜所でスミノフ、ゴードン、タンカレーを造っていると説明しています。タンカレーとゴードンは、所有企業も蒸溜所も同じです。

ボンベイ・サファイアについて、バカルディは1987年から同じ10種のボタニカルで造り、レシピは1761年のものにさかのぼると説明しています。蒸溜所はハンプシャー州ウィットチャーチのラバーストークミルで、2014年10月1日に一般公開されました。

買うときに見るところ

  • 輸入者の表示:食品表示基準により、輸入品のラベルには輸入業者の名称と営業所の所在地が表示されます。輸入者欄がサントリー、ディアジオ ジャパン、バカルディ ジャパンなら、日本の輸入元が輸入した瓶です。
  • 度数と容量の組み合わせ:ビーフィーターは40%が700ml、47%が750ml、ゴードンは37.5%が700ml、43%が750mlです。アルコール分と内容量は、酒類業組合法でラベルへの表示が義務づけられています。
  • 名前の似た別製品:バカルディ ジャパンのボンベイ・ドライは40%、700ml、ボタニカル8種で、ボンベイ・サファイアとは別の製品です。タンカレー ナンバーテンも、タンカレー ロンドン ドライジンとは別の製品です。

出典

  • サントリー「ビーフィーター ジン40度 700ml瓶」 https://products.suntory.co.jp/d/5000329006115/
  • サントリー「ビーフィーター ジン 750ml瓶」 https://products.suntory.co.jp/d/5000329006122/
  • ビーフィーター日本公式(サントリー) https://beefeater.jp/gin/
  • Pernod Ricard「Beefeater」 https://pernod-ricard.com/en/brands/our-brands/beefeater
  • Diageo「Tanqueray」 https://www.diageo.com/en/our-brands/gin/tanqueray
  • Diageo「Gordon's」 https://www.diageo.com/en/our-brands/gin/gordons
  • Diageo(キャメロンブリッジ蒸溜所、2022年) https://www.diageo.com/en/news-and-media/stories/2022/diageo-s-largest-distillery-has-received-world-first-recognition-for-water-stewardship
  • The Bar「Tanqueray London Dry Gin, 70cl」 https://www.thebar.com/en/products/tanqueray-london-dry-gin-70cl
  • The Bar「Gordon's London Dry Gin, 70cl」 https://www.thebar.com/en-gb/products/gordons-london-dry-gin-70cl
  • ディアジオ ジャパン プレスリリース(2022年4月21日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000090746.html
  • WANDS(2021年4月28日) https://wandsmagazine.jp/archives/10786
  • バカルディ ジャパン「ボンベイ・サファイア」 https://www.bacardijapan.jp/products/items/bombay-sapphire/
  • バカルディ ジャパン「ボンベイ・ドライ」 https://www.bacardijapan.jp/products/items/bombay-dry/
  • ボンベイ・サファイア日本公式「私たちについて」 https://www.bombaysapphire.jp/aboutus/
  • Bacardi「Bombay Sapphire」 https://www.bacardilimited.com/our-brands/bombay-sapphire/
  • Bacardi(ラバーストークミル公開、2014年) https://www.bacardilimited.com/media/news-archive/bombay-sapphire-returns-historic-laverstoke-mill-to-its-former-glory-opens-state-of-the-art-gin-distillery-world-class-visitor-experience/
  • Bombay Sapphire公式ショップ(英国) https://shop.bombaysapphire.com/products/bombay-sapphire
  • 国税庁「酒類の表示に関する説明事項」 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/11/pdf/012.pdf
  • EU規則2019/787 付属書I 区分22(英国法令サイト掲載の原文) https://www.legislation.gov.uk/eur/2019/787/annex/I/division/22/adopted?view=plain
  • Wikipedia「Beefeater Gin」(補強) https://en.wikipedia.org/wiki/Beefeater_Gin

この記事に出てくる銘柄

読んだあとの一本

どれも国内で手に入る定番です。

家で試すなら

  • 割り材フィーバーツリー トニックジン1にトニック3。4分の3はトニックなので、味の大半はここで決まる。Amazonで探す ↗ 広告
  • カクテル材料ジュニパーベリー実をひと粒つぶして嗅いでみてください。ジンの芯の香りはこれです。Amazonで探す ↗ 広告
  • 道具加水用スポイト度数の高いものは、スポイトで水を2、3滴。それだけで香りが変わる。Amazonで探す ↗ 広告

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よくある質問

ビーフィーターとタンカレーの違いは何ですか?
ビーフィーターは日本ではサントリーが40%(700ml)と47%(750ml)を販売しています。タンカレーは日本では750mlで扱われ、度数はディアジオのThe Barの表示で47.3%です。公式が示すボタニカルはビーフィーターが9種、タンカレーが4種です。ビーフィーターはペルノ・リカールの銘柄でロンドンのケニントンで蒸溜され、日本ではサントリーが扱います。タンカレーはディアジオの銘柄でスコットランドのキャメロンブリッジ蒸溜所で造られ、日本ではディアジオ ジャパンが扱います。
ボンベイ・サファイアとビーフィーターは造り方がどう違いますか?
サントリーとペルノ・リカールは、ビーフィーターを9種のボタニカルを約24時間スピリッツに浸してから蒸溜すると説明しています。ボンベイ・サファイアの日本の公式サイトは、スピリッツの中で直接香りを抽出せず、10種のボタニカルを穴のあいた銅製のバスケットに入れてスピリッツの上に吊り下げるヴェイパー・インフュージョンで造ると説明しています。日本の輸入元の製品の度数は、ビーフィーターが40%と47%、ボンベイ・サファイアが47%です。
ゴードンのジンの度数とボタニカルは?
業界誌WANDSが2021年4月28日に報じたディアジオ ジャパンの取扱品では、ゴードン ロンドン ドライジンは37.5%(700ml)、43%(750ml)、40%(200ml)です。英国のThe Barでは70clが37.5%です。ディアジオは配合を秘密としてボタニカルの数を示しておらず、ジュニパー、コリアンダー、アンジェリカ、リコリスの名前を挙げています。

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