ROKUと翠の違い|季の美・カフェジン・桜尾と国産ジン比較
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最終更新 2026-09-30
ROKU〈六〉と翠(SUI)はどちらもサントリーのジンで、ROKUは桜花や玉露など6種の和素材を含む14種のボタニカルで度数47%(日本向け)、翠は柚子・緑茶・生姜を使った度数40%の製品です。国産ジンの定番には、ほかに京都蒸溜所の季の美(45%)、ニッカウヰスキーのカフェジン(47%)、桜尾蒸溜所のSAKURAO GIN ORIGINAL(47%)があり、5銘柄とも700mlの瓶で売られています。
早見表
度数と容量は日本の販売元の公表値、ボタニカルは各社が公表している名前です。
| 銘柄 | 製造元(蒸溜所) | 度数・容量 | 主なボタニカル | 発売年 |
|---|---|---|---|---|
| ROKU〈六〉 | サントリー(大阪工場) | 47%・700ml(200mlもあり) | 桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子+伝統的な8種(計14種) | 2017年 |
| 翠(SUI) | サントリー(大阪工場) | 40%・700ml | 柚子、緑茶、生姜 | 2020年 |
| 季の美 京都ドライジン | 京都蒸溜所 | 45%・700ml | 柚子、玉露、山椒など11種 | 2016年 |
| ニッカ カフェジン | ニッカウヰスキー(カフェスチルは宮城峡蒸溜所) | 47%・700ml | 山椒、柚子・かぼすなどの和柑橘、ジュニパーベリー、コリアンダーなど | 2017年 |
| SAKURAO GIN ORIGINAL | 桜尾蒸溜所(広島県廿日市市) | 47%・700ml(100mlもあり) | 広島県産のレモン、柚子、ヒノキ、緑茶、赤紫蘇、生姜など9種+ジュニパーベリー、コリアンダーシードなど5種(計14種) | 2018年 |
5銘柄とも、公式のボタニカルの説明に柚子が入っています。柚子を使うジンについては柚子のページにまとめています。
ROKUと翠
ROKUは2017年7月4日に発売されました。発売時の資料では、日本の素材が桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子の6種、伝統的なジンの素材がジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピールの8種です。サントリーは2025年2月の発表で、ROKUが約60カ国で扱われ、販売数量の約9割が海外だとしています。同じ発表で、サントリーは大阪工場をROKUと翠の両方に欠かせない工場と位置づけています。
翠は2020年に発売され、2024年12月にリニューアルしました。現在の商品名は「サントリージン翠(SUI)」で、700mlの瓶は40%です。翠の公式サイトは柚子、緑茶、生姜を和素材として挙げ、2024年12月のリリースでは味わいを「柚子の爽やかな香りや緑茶のうまみ、後味に感じる生姜のすっきりとした辛み」と説明しています。
2つの違いを数字で並べると、和素材の数はROKUが6種、翠が3種、度数はROKUが7ポイント高い47%です。翠のブランドからは、缶入りの「翠ジンソーダ缶」も出ています。ソーダ割りの比率はジンソーダのページで扱っています。
季の美
京都蒸溜所は2014年に設立され、季の美 京都ドライジンを2016年に発売しました。ペルノ・リカール・ジャパンの2026年5月の発表によると、お米からつくったスピリッツと伏見の伏流水をベースに、京都産の柚子、玉露、山椒など11種のボタニカルを使っています。ボタニカルはベース(礎)、シトラス(柑)、ハーバル(凛)、スパイス(辛)、ティー(茶)、フルーティ&フローラル(芳)の6つのグループに分けて浸漬し、蒸溜した後にブレンドする方法をとっています。度数は45度、容量は700mlと公表されています。同社の2026年6月の発表は、京都蒸溜所が2025年10月に京都府亀岡市に新設されたとしています。
ニッカ カフェジン
ニッカ カフェジンは2017年6月27日に全国で発売されました。大麦麦芽やとうもろこしなどの原料を連続式蒸溜機「カフェスチル」で蒸溜した「カフェ蒸溜液」に、山椒、柚子やかぼすなどの和柑橘、ジュニパーベリー、コリアンダーなどを浸漬して香りをつけます。ニッカの製品ページは香りを「ジュニパーベリーとともに広がる柚子や甘夏、かぼすなど和柑橘の香り」と説明しています。ニッカの沿革によると、カフェスチル(カフェ式連続式蒸溜機)は1963年に西宮工場に設置され、1999年に宮城峡蒸溜所へ移設されました。同じリリースで、カフェスチルを使ったカフェウオッカも発表されています。
SAKURAO GIN ORIGINAL
桜尾蒸溜所を持つサクラオブルワリーアンドディスティラリーは、1918年に中国酒類醸造合資会社として創業した会社で、2021年に今の社名になりました。蒸溜所は2017年12月に完成し、創業100年にあたる2018年にSAKURAO GINを発表しています。
ORIGINALのボタニカルは14種です。広島県産の9種はレモン、ネーブル、夏ミカン、川根柚子(安芸高田市)、橙、ヒノキ、緑茶(府中市)、赤紫蘇(山県郡)、生姜(三次市)で、ほかにジュニパーベリー、コリアンダーシードなど5種を使います。製法は浸漬とヴェイパー(蒸気で香りを移す方法)の組み合わせです。度数は47%で、同社の商品規格一覧(2024年7月版)では700mlのほかに100mlもあります。
ボタニカル全般はボタニカルの解説、ほかの国産ジンはジャパニーズ・ジンのスタイルページと日本の産地ページで探せます。
買うときに見るところ
- ROKUの通常品は、サントリーの公式ラインナップで日本向けが47%、日本以外が43%です。海外向けの瓶はラベルの度数で見分けられます。数量限定品「SAKURA BLOOM EDITION」(2026年2月10日発売)は700mlと200mlで43%です。
- 翠には瓶のジンのほかに「翠ジンソーダ缶」があり、2026年3月に発表された〈すっきり爽やか〉〈本格濃いめ〉の2種はアルコール分5%と7%、容量は350mlと500mlです。缶はジンをソーダで割った別の商品です。
- ニッカ カフェジンの英語表記は「Nikka Coffey Gin」です。日本語のラベルでは「カフェ」と書かれ、蒸溜機の名前を指します。品目はスピリッツです。
- 桜尾には「SAKURAO GIN LIMITED」もあり、ORIGINALとはボタニカルが異なります。ラベルの「ORIGINAL」「LIMITED」の表記で区別します。
- 季の美の度数は、日本の販売元の公表値では45度です。
出典
- サントリースピリッツ「ジャパニーズクラフトジン『ROKU』新発売」(2017年、日本経済新聞掲載のリリース): https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP444467_Z00C17A5000000/
- サントリー「ジャパニーズクラフトジン ROKU〈六〉」ラインナップ: https://www.suntory.co.jp/wnb/rokugin/lineup.html
- サントリーホールディングス「ROKU〈六〉SAKURA BLOOM EDITION」(2025年12月16日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001440.000042435.html
- サントリーホールディングス「2025年『サントリージン』戦略について」(2025年2月18日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001239.000042435.html
- サントリーホールディングス「サントリージン『翠(SUI)』ブランド リニューアル新発売」(2024年12月3日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001194.000042435.html
- サントリーホールディングス「翠ジンソーダ缶〈すっきり爽やか〉〈本格濃いめ〉新発売」(2026年3月3日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001474.000042435.html
- サントリー「サントリージン翠(SUI)」公式サイト: https://www.suntory.co.jp/wnb/suigin/
- ペルノ・リカール・ジャパン 季の美のポップアップバーに関する発表(2026年5月13日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000385.000004201.html
- ペルノ・リカール・ジャパン 季の美に関する発表(2026年6月30日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000389.000004201.html
- アサヒビール「ニッカ カフェジン」「ニッカ カフェウオッカ」発売のリリース(2017年5月11日): https://www.asahibeer.co.jp/news/2017/0511.html
- ニッカウヰスキー「ニッカ カフェジン・ニッカ カフェウオッカ」: https://www.nikka.com/products/spirits/coffey/
- ニッカウヰスキー「宮城峡蒸溜所」: https://www.nikka.com/distilleries/miyagikyo/
- ニッカウヰスキー「沿革」: https://www.nikka.com/story/history/
- NIKKA WHISKY「Brands」(英語版): https://www.nikka.com/en/brands/
- サクラオブルワリーアンドディスティラリー「SAKURAO GIN」: https://www.sakuraobd.co.jp/sakurao/
- 同「ボタニカル」: https://www.sakuraobd.co.jp/botanical/
- 同「会社概要・沿革」: https://www.sakuraobd.co.jp/company/profile/
- 同(英語版): https://www.sakuraobd.co.jp/en/
- 同 商品規格一覧(2024年7月版、PDF): https://www.sakuraobd.co.jp/wp-content/themes/cocoon-child-sakuraobd/assets/files/material202407_ja.pdf
この記事に出てくる銘柄
読んだあとの一本
家で試すなら
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よくある質問
- ROKUと翠の違いは何ですか?
- どちらもサントリーのジンです。ROKUは桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子の6種の和素材と伝統的な8種の計14種のボタニカルを使い度数47%(日本向け)、翠は柚子・緑茶・生姜を使い度数40%です。容量はどちらも700mlで、ROKUは2017年、翠は2020年に発売されました。
- 国産ジンの定番5銘柄に共通するボタニカルはありますか?
- 柚子です。ROKU、翠、季の美 京都ドライジン、ニッカ カフェジン、SAKURAO GIN ORIGINALの5銘柄とも、各社が公表しているボタニカルに柚子が含まれています。SAKURAO GIN ORIGINALは安芸高田市の川根柚子を使っています。
- ニッカ カフェジンの「カフェ」とは何ですか?
- ニッカウヰスキーが使う連続式蒸溜機「カフェスチル」のことで、英語ではCoffeyと書きます。大麦麦芽やとうもろこしなどをカフェスチルで蒸溜したスピリッツをベースにしています。ニッカの沿革によると、カフェスチルは1963年に西宮工場に設置され、1999年に宮城峡蒸溜所へ移設されました。





