ジンソーダとジントニックの違い|作り方・比率・レモンとライム
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最終更新 2026-09-30
ジンソーダは、ジンを無糖の炭酸水で割った飲み物です。トニックウォーターで割るジントニックとは割り材が違い、たとえばウィルキンソン トニックの原材料には果糖ぶどう糖液糖が入っている一方、ウィルキンソン タンサンの原材料は水と炭酸だけなので、ジンソーダには割り材からの甘味も苦味も加わりません。
早見表
| 項目 | ジンソーダ | ジントニック |
|---|---|---|
| 割り材 | 炭酸水 | トニックウォーター |
| 割り材の原材料の例 | 水、炭酸(ウィルキンソン タンサン) | 果糖ぶどう糖液糖、炭酸、酸味料、香料(ウィルキンソン トニック) |
| 割り材の糖類 | 原材料に含まない(ウィルキンソン タンサン) | 原材料に果糖ぶどう糖液糖を含む(ウィルキンソン トニック) |
| 割り材の苦味 | なし | アサヒ飲料はウィルキンソン トニックの特長に苦みと酸味を挙げる |
| メーカーが示す比率の例 | 翠1:ソーダ4(サントリー)、カフェジン30ml:炭酸水90ml(アサヒビール) | ジン50ml:トニック150ml(シップスミス)、ROKU〈六〉1:トニック3(サントリー) |
作り方
サントリーは、翠のソーダ割りの作り方として、ジョッキに氷をたっぷり入れ、氷に当てないように翠1に対してソーダ4の割合で注ぎ、軽く1回混ぜる手順を紹介しています。翠は700ml瓶でアルコール分40%です。2022年に発売された缶入りの翠ジンソーダ缶について、グルメWatchは、中味を翠1に炭酸水4の比率で仕上げたと報じています。
アサヒビールのカクテルガイドは、「ライムのジンソーダ」として、ニッカ カフェジン30mlとウィルキンソン タンサン90mlにライムを合わせるレシピを載せています。カフェジンは700ml瓶でアルコール分47%です。
注ぐ順は、シップスミスのジントニックの手順が参考になります。氷をたっぷり入れたバルーン型かハイボール型のグラスにジン50mlを注ぎ、あとからトニックウォーター150mlを加えて軽く混ぜる順です。サントリーの海外向けサイトに載るROKU〈六〉のジントニックも、先にハイボールグラスの縁まで氷を満たしてから、ジンとトニックウォーターを注ぐ手順です。
比率と度数
ジンを炭酸水で割ったあとの度数は、ジンの度数と比率で決まります。氷が溶ける分を除いて計算すると、次のようになります。
| ジンのアルコール分 | ジン1:炭酸水3 | ジン1:炭酸水4 |
|---|---|---|
| 40%(翠など) | 10% | 8% |
| 47%(カフェジンなど) | 11.75% | 9.4% |
アサヒビールは、カフェジン30mlとタンサン90mlのレシピの度数を11.75%と表示しており、上の計算と一致します。実際には氷が溶けた分だけ薄まり、表の値より低くなっていきます。
ジントニックとの違い
日本の製品では、アサヒ飲料のウィルキンソン トニックの原材料が果糖ぶどう糖液糖、炭酸、酸味料、香料で、同社は苦みと酸味のバランスを特長として説明しています。同じシリーズのウィルキンソン タンサンの原材料は水と炭酸です。
トニックウォーターの苦味のもととして知られるキニーネについて、米国の規則(21 CFR 172.575)は、炭酸飲料の香味料として83ppm以下で使うことを認め、製品名か別の表示でキニーネを含むことを示すよう定めています。ウィルキンソン トニックの原材料名には、キニーネやキナ抽出物の記載はありません。
炭酸水とトニックウォーターを半々にする割り方もあり、アサヒビールのカクテルガイドの「ジンソニック」は、ジン45mlをトニックウォーター50mlと炭酸水50mlで割るレシピです。積丹スピリットは、ジントニックの割合としてジン1に対してトニック1、2、3の3通りを挙げたうえで、トニックウォーターの甘さが気になる場合はソーダで割る方法を示しています。トニックウォーターの種類や原材料はトニックウォーターとは、ジントニックの作り方はジントニックの作り方で扱っています。
レモンとライム
メーカーのレシピでは、柑橘を使うかどうかが分かれます。アサヒビールの「ライムのジンソーダ」はライムを材料に入れ、シップスミスはジントニックの仕上げに生のライムのツイストを添えます。サントリーの海外向けサイトに載るROKU〈六〉のジントニックは、柑橘ではなく生姜のスティックを添えます。
ジンそのものに柑橘の原料を使っている製品もあります。ニッカウヰスキーは、カフェジンのボタニカルとして、ジュニパーベリーとともに柚子、甘夏、かぼすなどの和柑橘と山椒を挙げています。サントリーは翠の特長を、柚子の香り、緑茶のうまみ、生姜の辛みと説明しています。ストレートやロックなど、ほかの飲み方はジンの飲み方にまとめています。
買うときに見るところ
- 炭酸水は、原材料名が「水」と「炭酸」だけなら、糖類や香料は入っていません。香料や糖類が書かれていれば、フレーバー付きの炭酸水や炭酸飲料です。
- トニックウォーターは、原材料名で糖類の有無を確かめられます。ウィルキンソン トニックでは、果糖ぶどう糖液糖が最初に書かれています。
- ジンのラベルのアルコール分は、割ったあとの度数を計算するときに使う数字です。40%と47%では、同じ1:3で割っても10%と11.75%の差になります。
- 缶入りのジンソーダもあります。サントリーの公式サイトには、缶の翠ジンソーダとして〈すっきり爽やか〉(アルコール分5%)と〈本格濃いめ〉(7%)が通常品として載っており、どちらも350mlと500mlです(2026年9月時点)。酒税法は、ビールと発泡酒以外でアルコール分11度未満の発泡性を有する酒類を「その他の発泡性酒類」とし、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行令は、その容器に発泡性を有する旨の表示を求めています。
出典
- サントリー「サントリージン 翠 SUI」: https://www.suntory.co.jp/wnb/suigin/
- サントリーホールディングス「サントリージン『翠(SUI)』ブランド リニューアル新発売」(2024年12月3日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001194.000042435.html
- グルメWatch「ジンブームの兆しにサントリーが先手!『翠ジンソーダ缶』」(2022年1月27日): https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1384026.html
- アサヒビール カクテルガイド「ライムのジンソーダ」: https://www.asahibeer.co.jp/cocktailguide/recipe/index.psp.html?ID=2000000171
- アサヒビール カクテルガイド「ジンソニック」: https://www.asahibeer.co.jp/cocktailguide/recipe/index.psp.html?ID=1010400480
- ニッカウヰスキー「ニッカ カフェジン・ニッカ カフェウオッカ」: https://www.nikka.com/products/spirits/coffey/
- アサヒ飲料「ウィルキンソン トニック」: https://www.asahiinryo.co.jp/products/carbonated/wilkinson_tonic/
- アサヒ飲料「ウィルキンソン タンサン」: https://www.asahiinryo.co.jp/products/carbonated/wilkinson_tansan/
- アサヒ飲料「ウィルキンソン ラインナップ」: https://www.asahiinryo.co.jp/wilkinson/sp/lineup/
- Sipsmith「A Sipsmith Guide to Drinking Gin」: https://sipsmith.com/a-sipsmith-guide-to-drinking-gin-sipsmith-gin/
- The House of Suntory「Roku Gin & Tonic with Ginger」: https://house.suntory.com/cocktails/roku-ginger-gin-tonic
- 積丹スピリット「ジャパニーズジンの飲み方」: https://shop.shakotan-spirit.co.jp/pages/japanese-gin-drinking-styles
- 21 CFR 172.575 Quinine(Cornell LII): https://www.law.cornell.edu/cfr/text/21/172.575
- 酒税法 第3条(e-Gov法令検索): https://laws.e-gov.go.jp/law/328AC0000000006
- 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行令 第8条の3(e-Gov法令検索): https://laws.e-gov.go.jp/law/328CO0000000028
この記事に出てくる銘柄
読んだあとの一本
家で試すなら
- 割り材フィーバーツリー トニックジン1にトニック3。4分の3はトニックなので、味の大半はここで決まる。Amazonで探す ↗ 広告
- グラスバルーングラス胴が丸く膨らんでいるぶん、ジンの香りがグラスの中にたまります。Amazonで探す ↗ 広告
- 本クラフトジンの本ジュニパーのほかに何を使うか。蒸溜所ごとにずいぶん違います。Amazonで探す ↗ 広告
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よくある質問
- ジンソーダとジントニックの違いは何ですか?
- 割り材が違います。ジンソーダは無糖の炭酸水で割り、ジントニックはトニックウォーターで割ります。たとえばアサヒ飲料のウィルキンソン タンサンの原材料は水と炭酸、ウィルキンソン トニックの原材料は果糖ぶどう糖液糖、炭酸、酸味料、香料で、同社はトニックの特長に苦みと酸味を挙げています。
- ジンソーダのジンと炭酸水の比率は?
- サントリーは翠のソーダ割りを翠1にソーダ4とし、アサヒビールはニッカ カフェジン30mlにウィルキンソン タンサン90ml(1対3)のレシピを載せています。氷が溶ける分を除いた計算では、40%のジンを1対4で割ると8%、47%のジンを1対3で割ると11.75%です。
- ジンソーダにレモンやライムは入れますか?
- メーカーのレシピでは扱いが分かれます。アサヒビールの「ライムのジンソーダ」はライムを材料に入れ、シップスミスはジントニックに生のライムのツイストを添え、サントリーの海外向けサイトに載るROKU〈六〉のジントニックは生姜のスティックを添えます。ジン自体では、ニッカ カフェジンが柚子・甘夏・かぼすなどの和柑橘をボタニカルに使い、サントリーは翠の特長を柚子の香りと説明しています。







