ジンの飲み方|ストレート・ロック・冷凍庫・ソーダ・トニック

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最終更新 2026-09-30

目次
  1. 早見表
  2. ストレート
  3. 冷凍庫で冷やす
  4. ロック
  5. ソーダ割りとトニック割り
  6. 買うときに見るところ
  7. 出典

ジンの基本的な飲み方は、何も加えないストレート、氷を入れるロック、冷凍庫で冷やしてから注ぐ方法、炭酸水で割るソーダ割り、トニックウォーターで割るトニック割りの5つです。温度の考え方は作り手によって分かれ、割るときの比率は、サントリーの翠のソーダ割りがジン1に対して炭酸水4、シップスミスのジントニックがジン1に対してトニックウォーター3です。

早見表

飲み方作り手が示す作り方の例出典
ストレート常温に近い15〜20℃で、チューリップ型のグラスに注ぐ。水か炭酸水を別に用意する積丹スピリット
ロックグラスに氷を入れ、そのあとにジンを注ぐ積丹スピリット
冷凍庫で冷やすアルコール分40%の混合液は凝固点が約−23℃で、−18℃の冷凍室に入れても液体のままThe Engineering ToolBox
ソーダ割りジン1に炭酸水4、またはジン30mlに炭酸水90mlサントリー、アサヒビール
トニック割りジン50mlにトニックウォーター150ml、またはジン1にトニック3シップスミス、サントリー

ストレート

ストレートでは、ボトルに書かれた度数のまま口にします。ジンの最低アルコール分は、EUの規則で37.5%と定められています。日本のメーカーの製品では、サントリーの翠が700ml・40%、ニッカウヰスキーのカフェジンが700ml・47%、本坊酒造の「和美人」が700ml・47%です。

ジャパニーズジンを造る積丹スピリットは、ストレートは冷やしすぎず、常温に近い15〜20℃で飲むよう説明しています。グラスは香りが立ちやすいチューリップ型を挙げ、最初は少量を口に含んで舌全体に広げる飲み方と、口の中を切り替えるために水や炭酸水を用意しておくことを勧めています。本坊酒造は和美人の飲み方として、ストレート、ロック、炭酸割り、カクテルの4つを挙げています。

冷凍庫で冷やす

家庭用冷凍室の温度の目安は−18℃です。エタノールと水の混合液は、アルコール分40%で凝固点が約−23℃になるため、40%のジンは冷凍室に入れても凍りません。同じ混合液の凝固点は30%で約−15℃なので、度数が下限の37.5%に近い製品では凝固点との差が小さくなります。EUの規則で最低アルコール分が25%とされるスロー・ジンは、混合液の凝固点が20%で約−9℃、30%で約−15℃であることから、度数が25%前後の製品だと−18℃で凍り始める可能性があります。糖分などを含む製品では凝固点が変わります。保管の考え方はジンの保存方法にまとめています。

冷やす温度についての説明は、作り手によって違います。ドイツのジン「ジークフリート ラインランド ドライジン」のブランドは、自社のジンの凝固点を−25℃としたうえで、冷たすぎると繊細な香りを感じ取れなくなると説明し、ボトルは立てて栓を閉め、室温で保管する方法を示しています。ただし、保管する温度は好みで決めてよいとも書いています。積丹スピリットがストレートに挙げる15〜20℃も、冷やしすぎない側の考え方です。一方、シップスミスはジントニックの作り方の説明で、冷たいほどよいと書き、グラスに氷をたっぷり入れる手順を示しています。

ロック

積丹スピリットは、グラスに氷を入れてからジンを注ぎ、氷が溶けるにつれて味わいがどう変わるかを時間をかけて確かめる飲み方として、ロックを紹介しています。氷が溶けた分だけジンは薄まり、度数は下がっていきます。本坊酒造も、和美人の飲み方のひとつにロックを挙げています。

ソーダ割りとトニック割り

ソーダ割りは、無糖の炭酸水で割る飲み方です。サントリーは翠の作り方として、ジョッキに氷をたっぷり入れ、氷に当てないように翠1に対してソーダ4の割合で注ぎ、軽く1回混ぜる手順を紹介しています。アサヒビールのカクテルガイドは、「ライムのジンソーダ」として、ニッカ カフェジン30mlとウィルキンソン タンサン90mlにライムを合わせるレシピを載せています。グラスや注ぐ順、比率ごとの度数はジンソーダの作り方で扱います。

トニック割りは、トニックウォーターで割る飲み方で、ジントニックと呼ばれます。シップスミスは、氷をたっぷり入れたバルーン型かハイボール型のグラスにジン50mlを注ぎ、トニックウォーター150mlを加えて軽く混ぜ、仕上げにライムのツイストを添える手順を示しています。サントリーの海外向けサイトは、氷を縁まで満たしたハイボールグラスにROKU〈六〉1とトニックウォーター3を注ぎ、生姜のスティックを添えるレシピを載せています。積丹スピリットは、ジン1に対してトニック1、2、3の3通りの割合を挙げ、トニックウォーターの甘さが気になる場合はソーダで割る方法を示しています。作り方の詳細はジントニックの作り方、マティーニやネグローニのように別の酒と合わせる飲み方はジンの代表的なカクテルにまとめています。

買うときに見るところ

日本で売られる酒類の容器には、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行令第8条の3により、内容量、品目、アルコール分などの表示が求められています。ラベルからは次のことが分かります。

  • アルコール分は、ストレートやロックではそのままの度数で口にする数字です。割る場合は比率に応じて下がり、ジン30mlを炭酸水90mlで割ると、氷が溶ける分を除いた計算で、40%のジンなら10%、47%のジンなら11.75%になります。アサヒビールは、カフェジン30mlとタンサン90mlのレシピの度数を11.75%と表示しています。
  • 品目は、酒税法の区分です。酒税法は、ウイスキーやブランデーなどほかの品目にあたらず、エキス分が2度未満の酒類をスピリッツとし、酒類と糖類その他の物品を原料にしてエキス分が2度以上になる酒類をリキュールとしています。ジンと書かれた製品でも、品目欄を見ればどちらにあたるかが分かります。
  • 内容量が700mlの瓶を30mlずつ使うと、約23杯分です。
  • 輸入品には、同じ施行令により、保税地域から酒類を引き取った販売業者の住所と氏名または名称、引取先の所在地が表示されます。ラベルの輸入者名から、日本の輸入元が分かります。
  • 「London Dry Gin」の表記について、EUの規則はロンドン・ジンの条件のひとつとして、甘味料を1リットルあたり0.1gを超えて加えないことと、着色しないことを定めています。

出典

  • 積丹スピリット「ジャパニーズジンの飲み方」: https://shop.shakotan-spirit.co.jp/pages/japanese-gin-drinking-styles
  • 本坊酒造「Japanese GIN 和美人」: https://www.hombo.co.jp/product/wabijin/
  • ニッカウヰスキー「ニッカ カフェジン・ニッカ カフェウオッカ」: https://www.nikka.com/products/spirits/coffey/
  • アサヒビール カクテルガイド「ライムのジンソーダ」: https://www.asahibeer.co.jp/cocktailguide/recipe/index.psp.html?ID=2000000171
  • サントリー「サントリージン 翠 SUI」: https://www.suntory.co.jp/wnb/suigin/
  • サントリーホールディングス「サントリージン『翠(SUI)』ブランド リニューアル新発売」(2024年12月3日、PR TIMES): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001194.000042435.html
  • The House of Suntory「Roku Gin & Tonic with Ginger」: https://house.suntory.com/cocktails/roku-ginger-gin-tonic
  • Sipsmith「A Sipsmith Guide to Drinking Gin」: https://sipsmith.com/a-sipsmith-guide-to-drinking-gin-sipsmith-gin/
  • Siegfried Rheinland Dry Gin「Should you keep your gin in the freezer?」: https://www.hellosiegfried.com/en/blog/gin-in-freezer/
  • Siegfried Rheinland Dry Gin「Impressum」(Rheinland Distillers GmbH、ボン): https://www.hellosiegfried.com/en/impressum/
  • The Engineering ToolBox「Ethanol Water Mixtures - Freezing Points」: https://www.engineeringtoolbox.com/ethanol-water-d_989.html
  • Wikipedia(日本語版)「冷凍庫」(JISのスター表示、補強): https://ja.wikipedia.org/wiki/冷凍庫
  • Regulation (EU) 2019/787 附属書I(ジン、ロンドン・ジン、スロー・ジンの要件): https://www.legislation.gov.uk/eur/2019/787/annex/I/adopted
  • 酒税法 第3条(e-Gov法令検索): https://laws.e-gov.go.jp/law/328AC0000000006
  • 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行令 第8条の3(e-Gov法令検索): https://laws.e-gov.go.jp/law/328CO0000000028

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よくある質問

ジンを冷凍庫に入れても凍りませんか?
アルコール分40%のジンは、エタノールと水の混合液としての凝固点が約−23℃で、家庭用冷凍室の目安の−18℃では液体のままです。ジンの最低アルコール分はEUの規則で37.5%とされており、下限に近い製品では凝固点との差が小さくなります。最低アルコール分が25%とされるスロー・ジンは、度数が25%前後の製品だと−18℃で凍り始める可能性があります。
ジンをストレートで飲むときは冷やしたほうがよいですか?
作り手によって説明が違います。積丹スピリットは冷やしすぎず常温に近い15〜20℃を挙げ、ドイツのジン「ジークフリート」のブランドは冷たすぎると繊細な香りを感じ取れなくなると説明したうえで、保管する温度は好みで決めてよいとしています。割って飲む場合では、シップスミスがジントニックについて冷たいほどよいと書き、グラスに氷をたっぷり入れる手順を示しています。
ジンをソーダやトニックで割るときの比率は?
サントリーは翠のソーダ割りを翠1にソーダ4、アサヒビールはニッカ カフェジン30mlにウィルキンソン タンサン90ml(1対3)としています。トニック割りでは、シップスミスがジン50mlにトニックウォーター150ml、サントリーの海外向けサイトがROKU〈六〉1にトニックウォーター3を示しています。

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